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美白化粧品も、保湿目的以外にはほとんど役に立たない②

美白化粧品の効果が非常に高いものであったとするならば、使用当初は、顔の肌が部分的に白抜けしたようになるはずです。さらには、顔だけ真っ白な肌になって、手足など全身の肌と極端にかけ離れたものになる可能性があるのです。私たち日本人は、黄色人種で肌は薄い茶色の色をしています。なかには、色白の人もいますが、少しだけ肌に色がついているのが基本です。この肌の色を維持できているのはシミの原因といわれるメラニン色素があるためで、そもそもメラニン色素が肌にあることで、人間は紫外線から身を守ることができるのです。本来のメラニン色素の役割はプロテクターです。そんなメラニン色素を完全にできないようにすると、肌の色を保つことができなくなり白くなっていきます。

ただし、すでに肌の中に存在しているメラニン色素が、完全に身体の外に捨てられるまでにおよそ1か月程度かかります。新たなメラニン色素をシャットアウトして、肌が真っ白になるまでの間、肌の細胞に散らばったメラテン色素は、少しずつ身体の外に捨てられるので、まだらな肌の色になることが考えられるのです。そして、メラニン色素を失った肌は、紫外線に無防備な状態になるため、屋内でわずかな紫外線を浴びただけでも、肌の細胞が炎症を起こす可能性があります。つまり、効果の高い美白化粧品を使うと、肌の色を失うだけでなく、炎症を引き起こしやすい弱い肌の状態になってしまうと考えられるのです。しかし、多くの人に「効果がある」といわれている美白化粧品を使っても、まだらな色抜けや肌の炎症で悩まされる人はいません。

なぜならば、医薬部外品の化粧品は、薬のような効果の高さを持つほどの成分は配合されていないからです。たくさん塗っても肌が白抜けしないような仕組みになっていて、結局、シミに対する効果もその程度ということになります。美白化粧品を使って肌の状態がいいという人はそのまま使用しても構いませんが、「美白化粧品を使っていてもシミが消えない」という人は、化粧品の効力はその程度しかない」と思っていただきたい。また、「美白化粧品を使っていないからシミができてしまった」と嘆く必要もありません。すでにお手持ちの美容液も、「美白」ではなく「保湿」のためにしか役に立たないことをご理解いただいて、活用していただきたいと思います。