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美日化粧品でシミは取れない①

一般的に「シミ」は肌にとって大敵といわれ、いわば嫌われ者のように扱われています。確かに加齢に伴い顔にでるシミは、女性にとっては悩みのタネのひとつです。最近では、身だしなみを気にする男性も、シミに悩まされています。シミをなくしたいと願うのは、男女問わずの状況になりつつあります。さて、鏡を見て頬骨の辺りに茶色の米粒程度のシミを発見したときに、みなさんはどうしていますか?「なんとかしなければ」と美白クリームを購入して、シミ退治に悪戦苦闘をすることは珍しい話ではありません。しかし、みなさんは、どうしてそれをシミと判断しているのですか?俗に肌に浮き出た色の濃いものを「シミ」といいますが、本来、シミにはさまざまな種類があるのです。

中でも、中高年の方々を悩ませているのは 「老人性色素斑」というシミです。「老人性」といわれているので、ご高齢の方のシミのようですが、30代からでもできます。豆粒大から1センチほどにも大きくなった茶色のシミは、頬骨の辺りの肌の厚みが薄い部分にできやすく、放置しておくと徐々に色が濃くなります。また、少しずつ大きくなっていくことも珍しくはありません。この老人性色素斑の原因は、老化と紫外線に関係しています。肌の細胞の老化は、30代以降に加速しますので、30代でもこのシミはできやすくなるのです。こんな話をすると、「肌に栄養を与えてシミを消さなくっちゃ!」という人がいます。

しかし、以前お話をしたように、肌の細胞に表面から直接栄養を与えることはできません。仮に栄養分を与えることができたとしても、老人性色素斑のシミを消すことはできないのです。その理由について、以前説明した肌の構造に触れながらお話したいと思います。肌の構造のイメージでは、土台となるスポンジの上にハンカチ、その上にガーゼがのっています。ガーゼの部分は細菌などが侵入してこないように「バリア機能」が発達しているといいました。でも、強い日差しと共に降り注ぐ紫外線は、そのバリア機能をすり抜けて体内に入ってきます。