記事一覧

化粧品を使わなくても自然に消えるシミもある②

タチがよいシミといっても、肌にないにこしたことはありません。色素斑の一種には、若い人が悩まされやすいソバカスもあります。目の下の鼻の周辺に細かい斑点が広がり、その模様や形がスズメの卵に似ているため「雀卵斑」と名づけられています。これも、紫外線に反応して過剰にメラニン色素が作られて沈殿するという仕組みは、老人性色素斑と同じです。遺伝的な要素も強く、白人や肌の色の白い人には発症しやすい。顔だけでなく腕や背中などにもでることがあります。紫外線に反応しやすいため、ソバカスを防ぐためにも、紫外線対策は欠かせません。

また、中高年の女性に多く見られる 「肝斑」も、色素斑の一種です。シミの形が肝臓に似ているために「肝」の文字がついていますが、肝臓機能には関係なく、更年期や経口ピルの服用などで女性ホルモンのバランスが崩れると、メラニン色素が沈着しやすくなると考えられています。肝斑にはトラネキサム酸の内服薬が有効とされていますが、脂漏性角化症に有効なレーザー治療は肝斑は逆効果になります。現在は、市販のお薬にも肝斑に効果があるものが発売されており、個人で手軽に改善できるようになっています。

シミといっても、老人性色素斑のようにレーザー治療が有効なものや、肝斑のように内服薬で色を薄くできるもの、ソバカスのように刺激を与えずに放置することが有効なものなどいろいろあるのです。単なる色素斑は、美白の化粧品を使っても使わなくても、原因さえ除去すれば自然に消えます。「シミができた。高価な美容液を買わなくっちゃ」と思う前に、シミができないために本当は何をすればいいのか、しっかりと考えていただきたいと思います。