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シミに関係した紳胞が肌の弾力やハリを守る①

美肌という言葉がよく使われていますが、そもそも美肌=若い肌ではなく、美肌=健康な肌ということになります。シワやシミもなく、弾力があってハリもある。40代や50代でそんな肌の状態を保っていれば、美肌を手に入れていることになります。しかし、肌の細胞は老化が始まっているため、20代のような弾力やハリをキープするのは難しい。それが、結果としてシミやシワができることにつながります。確かに肌は、表面のガーゼ、その下のハンカチ、さらに下にあるスポンジとイメージするならば、コラーゲンやヒアルロン酸は、スポンジの部分にたくさんあって、肌の弾力やハリを支えています。

ただし、もうひとつ忘れてはならない細胞があります。それは 「色素細胞」です。色素細胞と名前がついているように、シミの原因となるメラニン色素を作ることに関わる細胞です。シミが気になる女性にとっては、まさに敵のボスともいうべき存在です。しかし、健康な肌にとって、色素細胞は欠かせません。色素細胞は、スポンジとハンカチの間のつなぎ目に存在しています。スポンジの部分は「真皮」といい、上の部分が波打つような形状になっていて、ハンカチの部分の「表皮」と密着しています。波打っているのは、肌が引っ張られてもまた元に戻るように、アコーディオンの蛇腹のような役割を果たしているからです。

この蛇腹のような部分を専門用語では「真皮乳頭」といいます。真皮乳頭があるおかげで、肌は指で押してもすぐに元に戻るような弾力をキープしています。指先で肌をつかんで離しても、すぐに肌は元の状態に戻ります。これも、真皮乳頭の蛇腹のような形状のおかげなのです。この蛇腹を維持するために、欠かせないのが色素細胞です。真皮乳頭の上に色素細胞が鎖のようにたくさん連なって、蛇腹になるようにスポンジを支えているのです。色素細胞がなくなると蛇腹は維持できなくなります。すると、弾力やハリは失われてのっペりとした肌の状態になっています。スポンジの部分だけでなく、ハンカチの部分も破壊されて、お肌は崩れてしまうのです。